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【初めてのASUS Zenfone 3】 DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)の使い方と注意点

2016/12/03

今回発売された「ASUS Zenfone 3」の目玉のひとつが、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)です。さらにDocomo系・au系両方のバンド(周波数域)をカバーしていることも大きな魅力です。

「Zenfone 2」もデュアルSIMではありましたが、日本の実情にはあっていなくて、その機能はほとんど無意味でした。

ですが、「ASUS Zenfone 3」は、同時待ち受けができ、どちらのSIMスロットも「3G」「4G」に対応しているので、その使い道のバリエーションについて、利用者の想像力をかきたててくれます。

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1.「ASUS Zenfone 3」の通信帯域とキャリア別適用バンド

1)LTE(4G)

通信規格 バンド Zenfone 3 Docomo
(系)
au
(系)
Softbank
(系)
備考
FDD 1
2
3
5
7
8
11
18
19
21
26
28
TDD 38
39
40
41

LTEの通信規格
・FDD:下り(基地局から端末へ)と上り(端末から基地局へ)で違う周波数を使う。
・TDD:下りも上りも同じ周波数を使う。

2)3G

通信規格 バンド Zenfone 3 Docomo
(系)
au
(系)
Softbank
(系)
備考
W-CDMA
ⅩⅨ
CDMA2000 Class0
Class6

「Zenfone 3」の利用可能なバンドと各キャリアが提供しているバンドが一致していても、利用できるSIM、利用できないSIMがあるようです。
日本で利用できるすべてのSIMを所有しているわけではないので、以下は『ASUS ZenFone 3 Wiki』(http://zenfone3-asus-wiki.fxtec.info/)からの情報になります。

サービス Docomo
(系)
au
(系)
Softbank
(系)
備考
VoLTE(SIM) × ×
LTE(SIM) △*1 ○? *1:データ通信のみ

※「VoLTE」(ボルテ)とは、データ通信も音声通話もLTE網を利用したデータ通信技術であり、携帯電話会社が提供するサービスの呼称でもあります。
※「LTE」:データ通信はLTE網を、音声通話のときは3G回線を利用します。

2.au(系)とDocomo(系)のSIMを「Zenfone 3」に挿してみました。

現在、手持ちのSIMは
・au LTE SIM ※音声通話のみの契約
・au VoLTE SIM
・FREETEL LTE SIM (Docomo系)※データ通信のみの契約
なので、
・SIM1スロット(microSIM)に「FREETEL LTE SIM」
・SIM2スロット(nanoSIM)に「au VoLTE SIM」
を挿してみました。

zf3-286

・(参考)APNの設定(Docomo系)にデフォルトで用意されているAPN
zf3-287

・(参考)APNの設定(au系)のデフォルトで用意されているAPN
zf3-288

※たぶん、デフォルトでAPNが用意されているものは、「Zenfone 3」で動作確認が取れていると思われますが、MVNOでSIMを購入する際は、念の為、各MVNOの動作確認機種一覧で確認してからにしてください。

 残念ながら、今回挿したSIMは、デフォルトでAPNが用意されていないので、個別に設定しないといけませんでした。
 auは、前述の『ASUS ZenFone 3 Wiki』を参考に、FREETELは、ホームページを参考にそれぞれ設定し、問題なく動作しました。

 ここで、DSDSの確認をしてみたかったのですが、FREETELとは音声通話の契約をしていなかったため残念ながらできませんが、『音声通話:au』『データ通信:FREETEL』で、想定通りに動作するか確認するために、優先SIMカードの「音声呼び出し」に「SIM2」を、「データサービスネットワーク」に「SIM1」を設定して、「Zenfone 3」に電話を掛けてみましたが、着信しませんでした。(想定外でした。)

 そこでいろいろと調べてみると、付属の「ユーザーマニュアル」の重要というところに『・・カードスロットは両方ともLTEとWCDMAネットワーク帯をサポートしています。ただし、SIMカードを2枚挿入して、LTE回線を同時に使用することはできません。』と記載されています。

zf3-291 すなわち、「Zenfone 3」は、SIM1・SIM2スロットとも「3G」「4G」には対応していますが、一方を「4G」に設定するともう一方は「3G」対応になってしまうということになります。

※「デュアルSIMカード設定」のときにも注意喚起されます。

◆付属の「ユーザーマニュアル」の記載を整理すると下表のようになります。
zf3-290

 「Zenfone 3」の特長を生かし、SIMを2枚挿して、DSDS利用を考えている場合、au系VoLTE-SIMの扱いには、十分な注意が必要ということです。

3.「Zenfone 3」の2枚SIM挿入の有効な利用方法を考えてみました。

 いまのところ次のような活用方法が考えられますが、実践できていないので、実践できた時点でまた紹介したいと思います。

・スマートフォン2台持ちを「Zenfone 3」1台にまとめるすることができそうです。
・音声通話SIM(3G)とデータ通信SIM(4G)を組み合わせて携帯料金を極力抑制することができそうです。

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4.『音声通話SIM(3G)とデータ通信SIM(4G)』の組み合わせによる検証 ≪2016/12/3追記≫

1)デュアルSIMカード設定

zf3-337
(SIMカード情報)
・「SIM1」(micro):DocomoのSIM(音声通話のみ)をセット
・「SIM2」(nano) :FREETELのSIM(データ通信のみ)をセット

(優先SIMカード)
zf3-339

(一般設定)
※音声通話が「SIM1」のみなので割愛

(参考)「SIM1」「SIM2」のネットワーク設定
zf3-338

2)動作確認

 DocomoのSIMを他社のスマートフォンで利用する場合、動作保証はしていないので、各自が動作確認する必要がありますが、問題なく動作しました。

3)スマートフォンの月額維持費の削減に繋がるのか?
 
 無理やり、SIMを2枚挿して「音声通話+データ通信」としてみましたが、この方法が本当に携帯電話料金の抑制に繋がるのか(現時点の情報で)考えてみました。

 今回の検証に使用したSIMおよびプランは
・音声通話SIM:Docomo かけ放題プラン
・データ通信SIM:FREETEL 定額プラン(ドコモ回線)3G
です。
 月額経費は、2,700+900=3,600円になります。

 各キャリアの「音声通話(かけ放題)+データ通信」の料金(同程度のサービス)
・au:カケホ+データ定額2V(2G)⇒6,500円 ※3Gの場合-7,200円
・Docomo:カケホーダイ+データSパック(2G)⇒6,500円 ※3Gの場合-追加オプションで7,500円
・Softbank:スマ放題+データ定額ミニ(2G)⇒6,500円 ※3Gの場合-追加データで7,500円

 主要MVNOの「音声通話(かけ放題※制限あり)+データ通信」の料金(同程度のサービス)
・UQmobile:たっぷりプラン⇒2,980円 (通話:40分まで、データ:3G)
・mineo:デュアルタイプ(3G)+通話定額60⇒3,190円)(通話:60分まで)
・OCNモバイルONE:音声対応(3G)+かけ放題オプション⇒2,650円(1通話5分以内)
・IIJmio:音声通話(3G)+かけ放題(5分以内)⇒2,430円(1通話5分以内)

 単純に比較すると、各キャリアを利用する場合よりは、約3,000円ぐらいの節約ができます。
 各MVNOよりは若干高くなりますが、通話に制限がない分と考えることもできます。

※比較にするにあたって、サービスの質および料金に消費税、諸々の割引、キャンペーン、事務手数料等を考慮していません。

 新たに「Zenfone 3」(39,800円)を購入する価値があるかどうかは、各自の判断にお任せします。

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以上

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