【初めてのASUS Zenfone 3】端末最適化ツールアプリ『Mobile Manager』(モバイルマネージャー)の機能と使い方
2019/10/08
ASUSが提供する「ZenUl」アプリ群の中に、端末の状態を簡単に最適化してくれる「モバイルマネージャー」があります。
最適化のための診断・分析対象は、アプリごとの「データ使用量」「消費電力」「メモリ使用量」「通知」「内部ストレージ」等です。
この「モバイルマネージャー」の機能と使い方をマスターすることで、「Zenfone 3」を快適に使いこなすことができるようになるはずです。
・「モバイルマネージャー」を起動したところ
1.端末の診断と最適化
・診断の結果画面
1)「スキャン」部分をタップするとまず端末の診断をしてくれます。
2)「最適化」部分をタップすると端末が最適化されます。
※他にこうすればさらに最適化ができるという提案が表示されます。
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2.データ使用量
※『au VoLTE SIM』を「SIM2」に挿入しました。
「通話」は、そのまま利用できますが、データ通信は「APN」を正しく設定しないと利用できません。
auのAPNは非公開ですが、ネット上を探し回れば出てきます。それで動作するかは、自己責任となります。
テザリングも問題なく利用できています。
1)モバイルデータの上限設定
利用しているSIMのデータ量制限を入力しておきます。
2)データ使用量の確認と分析
通常、インターネット接続は、自宅では「WiFi」外出時は「モバイルデータ」と使い分けていると思いますが、1~2週間運用してみて、無駄な通信をしていないか確認と分析をしておくといいでしょう。
例えば、「テーマ」がバックグラウントで使われています。不要ならば、「バックグランドデータを制限」してください。また、ダウンロードで大量に通信量を使うアプリ(「Google Play ストア」など)は、「WiFi」利用のみに制限してください。
・今日の使用量
・今月の使用量
(参考)端末の設定から表示される「テータ使用量」画面
「モバイルマネージャー」との相違する点
・「テザリング」の使用量が把握できます。
・フォアグラウンド、バックグラウンドごとの使用量は把握できません。
3)アプリが利用するネットワーク制限
先ほどの「データ使用量」の分析で、モバイルデータの使用量を抑えたいときは、ここからアプリごとに「モバイルデータ」利用時にインターネットに接続できないようにできます。(左側のチェックを外します。)
また、モバイルデータを「バックグラウンド」で使用されたくない場合は、3ドットメニューの「バックグラウンドデータを制限する」をタップします。
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3.バッテリー
「省電力設定」については、
【初めてのASUS Zenfone 3】 ASUSの独自カスタマイズ
の『4.電力管理 1)省電力設定』を参照してください。
4.メモリ解放
「モバイルマネージャー」の起動画面で「メモリ解放」をタップすると、メモリを占拠している動作中・バックグラウンド待機中のアプリ・プロセスを終了させてメモリを解放します。
※メモリ解放する方法は、他に
・「クイック設定」パネルの「メモリ解放」をタップ
・「メモリ解放」のショートカットをホーム画面に作成して、そのアイコンをタップ
があります。
1)「スーパーメモリ解放を有効にする」
メモリ解放の対象となっていないアプリについても、この画面でチェックを外すことにより、メモリ解放の対象になります。
最後に「スーパーメモリ解放を有効にする」をタップします。
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5.煩わしい「通知」の制御
①アプリごとに「すべての通知をブロック」する設定ができます。
②3ドットメニュー
1)【アプリの通知】設定および管理画面
①アプリごとに「通知」レベルを設定できます。
②「通知」レベルに応じたアプリ一覧を表示します。
③3ドットメニュー
ア)アプリごとの「通知」レベルについて
①このアプリからの通知を一切受け付けません。
②クイック設定パネルの「おやすみモード」が「優先する通知のみ」と表示されているときに、このアプリから通知があったとき「音」を鳴らします。
③他のアプリが画面に表示されていても、このアプリから通知があったときにホップアップ表示するようにします。
④ロック画面(スライドページ)で、このアプリから通知があったことはわかりますが『コンテンツが非表示』と表示されます。
イ)「通知」レベルに応じたアプリの一覧表示
アプリの通知レベルとの紐づけ
・「すべてブロック」⇒『ブロック中』
・「優先通知」⇒『優先』
・「重要な通知を許可」(OFF)⇒『重要な通知をポップアップしない』
・「プライベートな内容を非表示」⇒『プライベートな内容を非表示』
2)ロック画面での「通知」表示
ロック画面(スライドページ)における「通知」表示の設定ができます。
・「プライベートな通知内容を非表示にする」は、アプリごとに「プライベートな内容を非表示」と設定したものが『コンテンツが非表示』と表示されます。
【Tips】「おやすみモード」の使い方
「おやすみモード」には、「サイレント」「アラームのみ」「重要な通知のみ」「ルールを適用する」があります。
・「クイック設定」パネルをタップしたときの設定画面
最初の3つのモードは、「クイック設定」パネルの「おやすみモード」をタップして表示された画面から設定できます。
「ルールを適用する」は、「他の設定」をタップすると本来の「おやすみモード」の設定画面になるので、そこから設定します。
・「クイック設定」パネルの表示
「重要な通知のみ」「ルールを適用する」は『優先する通知のみ」と表示されます。
・端末の設定画面で「おやすみモード」をタップしたときの設定画面
①おやすみモードの設定
②通知する/しないのルール設定
③おやすみモードを適用している時間のルールおよび通知する予定のルール設定
④おやすみモードを適用したときに、この端末に通知する/しないの設定
①おやすみモードの設定
・「ルールを適用する」を選択した場合、適用時間を設定します。
②通知する/しないのルール設定
ルール化できるのは
・「リマインダー」
・「予定」
・「メッセージ」
・「電話」
です。
③ルール適用の時間設定
・適用するルールを曜日ごとに時間帯ごとに決められます。
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【Tips】「アプリ情報」の見方
1)アプリを(プリインアプリの場合)「無効」または(ダウンロードアプリの場合)「アンインストール」できます。
2)アプリを「強制停止」できます。
3)ストレージの容量管理
①容量の管理
②キャッシュを消去します。
③データを消去します。
4)データ使用量
5)アプリ権限の設定
当該アプリの要求されている「権限」一覧とそれらの権限に対する「許可」/「無効」ができます。
※3ドットメニューの「すべての権限」をタップすると、そのアプリに対する権限のすべてが表示されます。
・「Chrome」のすべての権限
6)通知の設定
『5.1)ア)アプリごとの「通知」レベルについて』を参照。
7)既定で開く
同種のアプリがあり、そのうちのどのアプリで開く(起動する)かを決めている場合に、当該アプリがその決めたアプリ(デフォルトに設定)であるときに、「...デフォルトのアプリとして設定...」と表示されます。
デフォルト設定を解消したいときは「設定の消去」をタップします。
※(例)ブラウザとして「Chrome」と「ASUSブラウザ」をインストールしている場合に、URLを開くアプリを「Chrome」に限定する場合。
8)電池の使用状況
9)メモリの使用状況
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6.クリーンアップ
内部ストレージの管理をします。
最適化内容が提示されるので、それに従って、不要なファイルを削除して内部ストレージの空き容量を増やします。
7.プライバシーとセキュリティ
※消去する「履歴データ」は、3ドットメニューの「履歴データの消去設定」から選択できます。
※推奨する対策内容は、「きちんと確認してください。」という注意喚起のメッセージと思います。
例えば、位置情報を利用できるアプリが4つありますが(「制御」をタップすると位置情報を利用できるアプリの一覧が表示されます)意識的に「位置情報を利用していますか」ということです。
意識していないアプリがあれば「無効」にします。
8.パーミッション
1)アプリの権限に関する制御
Androidアプリには、いろいろな権限が存在し、アプリをインストールし、最初に起動したときに、その権限の諾否を選択していますが、この「パーミッション」においても、権限別に「許可」/「無効」を設定できます。
例えば、「位置情報」の権限は、23のアプリが要求していますが、そのうち4つアプリだけが「許可」されています。
2)バックグランドでの起動を制御
バックグラウンドでのアプリの自動起動(いわゆる「ゾンビアプリ」)を「無効」にすることで抑止できます。
※注意として「無効」にすると「通知」が 遅延する場合があります。
9.設定
1)デバイスを画面オフしたときに、バックグラウンドで起動しているアプリを終了にします。
2)バックグラウドで「自動起動」するアプリについて、インストール時から「自動起動」を拒否します。
3)電池残量の15%または5%になったときに「通知」します。
4)新しくインストールしたアプリが「自動起動」したら通知します。
5)「メモリ解放」と「省電力設定」のショートカットを作成します。