【初めてのASUS Zenfone 3】 DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)の使い方と注意点(その2)
2019/10/08
今回発売された「ASUS Zenfone 3」の目玉のひとつが、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)です。さらにDocomo系・au系両方のバンド(周波数域)をカバーしていることも大きな魅力です。
前回予告したように、両方のSIMスロットに「音声通話」ができるSIMを挿入して、その使い方について、いろいろと試してみました。
1.デュアルSIMカード設定
(SIMカード情報)
・「SIM1」(micro):DocomoのSIM(音声通話のみ)をセット
・「SIM2」(nano) :KDDIのSIM(音声通話+データ通信)をセット
(優先SIMカード)
(一般設定)
※後述
2.デュアルスタンバイの確認
SIM1の電話番号に電話を掛けた場合、SIM2の電話番号に電話番号を掛けた場合、それぞれ画面に着信の表示が出るので、デュアルスタンバイの状態になっていることが確認できました。
3.通話ログからの返信
通話ログから返信するときに、どちらのSIM(電話番号)から返信するか決めることができます。
1)「コールインSIMカードを経由して返信」とした場合
当然ですが、着信した電話番号から返信します。
・SIM1着信の場合
※注目は、赤点線で囲まれたところで、Docomo(3G)で電話を掛けるときは、データ通信(4G)は途切れてしまいます。
・SIM2着信の場合
※注目は、赤点線で囲まれたところで、KDDI(4G)で電話を掛けるときは、データ通信(4G)は途切れません。
2)「優先通話と同じ」とした場合
どちらのSIMに着信しても「デュアルSIMカード設定」の「音声呼び出し」の設定に従って発信します。
ア.SIM1で着信しても「音声呼び出し」で優先SIM(SIM1かSIM2)を指定した場合は、そのSIMから発信します。
イ.「音声呼び出し」で「常に確認する」を選択した場合は、発信時に電話番号(SIM1かSIM2)を選択して発信します。
4.通話転送について
1)「デュアルSIMカード設定」の「デュアルSIM通話転送」
「ON」にしようとすると「更新に失敗しました。」と表示されました。
※原因がわからないので放置です。
2)着信転送サービスを利用
各キャリア・MVNOの着信転送サービスを利用することでSIM間の相互転送が可能になります。
下記ケース2または4の場合、デュアルスタンバイはできませんが、SIM2の電話番号に着信したときにSIM1の電話番号に転送するようにしておくと「Zenfone 3」1台で、2回線を管理することが可能になります。
※例えば、両SIMとも「音声通話+データ通信」で、一方のテータ通信の容量を使い切ったときに、「データサービスネットワーク」の優先SIMを切り替えること(同時に転送サービスの設定も必要)で、データ通信の容量をムダにすることがなくなります。
◆付録◆
・着信音について、SIM1・SIM2別々に設定できるので、どちらに着信したかわかります。
※「連絡先」からダイレクトに発信するときに、発信する電話番号を固定(例えば、AさんはSIM1の電話番号から・BさんはSIM2の電話番号から)できないのが残念です。